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>> きものをぬいだら >> 普通のクリーニングに出せるきもの |
>> 汚してしまったら >> きものの保存方法 |
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几帳面にすぐにたたんではいけません。まずは軽くホコリをはらってから衣紋掛け(ハンガーともいいます)にかけます。出来れば和服専用の衣紋掛けにかけるといいです。 このようにきものをつるしておくのは、染み込んだ汗を自然に乾かすことと、しわを自然に伸ばすためです。帯びも、床につかない程度に折りたたみ、同様にハンガーなどにかけてしばらく吊るしておきます。 次に、ブラシなどでホコリを丁寧にはらいます。「その日のヨゴレはその日のうちに」が基本です。このとき使用するブラシは、うすい正絹のきものならやわらかいタオルなどで軽く叩いて拭き取ればよいでしょう。ブラシのかけ方は基本的には布の折り目に沿ってかけます。表面が複雑な縮緬地などイボがあるものは斜めにブラシをかけるといいです。 脱いだ着物を衣紋掛に吊るしておく時間は季節にもよりますが、1〜2時間ぐらい、長くても半日くらいでいいです。3日も4日も吊るしっぱなしにしておくと着物が型くずれすることがあるので注意しましょう。 少々のシワは、吊るしておけば自然と伸びますが、小じわが気になるときは、必ず手ぬぐいなどの当て布をしてからアイロンをかけてください。正絹の場合はアイロンの温度調節を確認し、絹用の温度(中温)でかけます。 |
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汚れ、シミがついたら、可能な限り早く適切な処理を施すことが肝心です。 ついてすぐなら、何をつけたかたいていわかりますから、その場で処置できない場合は、必ずよごれの種類を覚えておくか、忘れないようにメモしておくことを心がけましょう。また、液体モノをこぼしたときなどは、ハンカチかティッシュペーパーでそお〜っと、上から押さえて吸い取ります。強く押さえると繊維にシミ込むので逆効果です。このとき、絶対に強くこすらないこと!とにかく慌てないことです。お酒やビールなどは、すぐにその場でぬるま湯でたたけば、殆どシミになりません。 見るからにヒドイ場合は、下手に手を出さず、専門家に任せた方が無難です。専門家に出す場合は、必ずシミをつけた場所、つけた日、何をつけたかを伝えます。 |
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ウールのきものや丹前、普段着はシーズンオフに一度くらい、ドライクリーニングすればきれいになります。 |
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モスリンの長襦袢なら半襟を付けたままでも普段着用なら大丈夫。 |
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綿の帯びでもどうしてもという場合以外は滅多に出しません。正絹の帯はクリーニングにだすとヨレヨレになりまから出さないで下さい。 |
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半襦袢は普通家庭の洗濯機で丸洗い(きちんと畳んでネットに入れて洗う)しても十分です。 |
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正絹の着物は「京洗い」と指定してクリーニングに出せば特殊クリーニングによって、黄ばむことなく洗えます。 |
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・虫干し |
カビ、シミが発生しやすくなるため、使わないで下さい。 虫干しには寒干しと土用干、虫干しといわれるように、年に3回ほど行います。 晴天が2〜3日続いた後で、空気の乾燥した日を選び、直射日光をさけて風邪通しの良い場所で4時間ほど行います。 |
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・防虫 |
きものをしまう前にタンスのそこなどに紙を敷き、防虫剤を入れておきます。 きものの入った畳紙などに防虫剤が直接触れないように注意しましょう。 |
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