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ニュートラ、ハマトラの台頭をいち早くかぎつけ、彼女たちを読者モデルとして大量起用した雑誌「JJ」。 その後ブランド志向を先鋭化させた「JJガール」が誕生した。お嬢さま風に装うことに執着し、ポロシャツでも「エレッセ、フィラはいいが、それ以外は恥ずかしい。 ノーマーク(無印)は恥ずかしさの極到」という世界。 派手で上品が基本となり、「上品さ」を表現する手段として「ブランド」を持った。 80年代初めのJJファッションは、海外有名ブランドのアイテムを持つことは常識で、上から下までお金がかかったと一目でわかる「大人の女性」のスタイルが完成した。 |
渋谷区、港区、世田谷区など山の手の学校に通う高校・大学生から発生したファッション。「シンプルで飽きがこない定番アイテムを品良く着こなす」という基本コンセプトが団魂ジュニアに指示された。 初期渋カジはストライプシャツにジーンズ、ヴィトンやシャネルなどヨーロッパブランドを持つスタイルだったが、大衆化していくにつれインディアン風アイテム(エスニック)が加わった。 最盛期の渋カジは、ネイビーブレザーにポロシャツ、ストレートジーンズをはき、靴はローファーやショートブーツ。ジャケットとシャツはラルフローレン、ジーンズはリーバイス、バックはヴィトンなど、強いブランド志向が特徴であった。 |
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渋カジとの最大の共通点は「シンプルなものを品良く着こなす」という基本姿勢。渋カジのブランド志向に対し、低価格ブランドにシフトしているのが大きな違い。 フレカジの特徴は黒、グレー、デニムのベーシックなアイテムを組み合わせるシックなコーディネート。 よく着られたアイテムとしては、黒のVネックカットソー、ボーダーTシャツ、カーディガン、白やグレーのジーンズ、ミニフレアパンツ、ラップミニスカート、黒や紺のワンピースなど。白のくしゅくしゅソックスをはくのが基本スタイル。髪はバレッタなどでまとめ、シルバーアクセサリー、ナップザックを加え、さわやかにまとめるとフレカジが完成する。 |
90年代に入るとさまざまなファッションが入り乱れた。 その中でも目立ったのが、60〜70年代のリバイバル古着スタイル。古着志向が見られたのは、定番アイテムとは異なる独特な色使い、柄、テクスチャー、シルエットによって、自分の着こなしのセンスやオリジナリティを重視する新しい世代の支持を得たからである。 スタイルもリバイバルし、70年代のような重ね着が注目された。 例えば、シャツの上にベストやジレを着る、Tシャツの2枚重ねなど。グランジ風のルーズな重ね着、体にフィットした70年代風の着こなしがいろいろなパターンで登場。ベルボトムジーンズも再登場し、ネオヒッピーともいわれる。 |
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ネオパンクスタイルは70年代後半のロンドンで爆発した音楽、ファッションのムーブメントであるブリティッシュパンクを模倣したスタイル。 両脚がひざのストラップでつながれたプリーツフラップ付きボンテージパンツ、モヘアセーター、革の首輪、ジッパーが縫い込まれたTシャツなど、パンクアイテムを従来のカジュアルファッションに組み合わせていた。 オリジナルの持っていたアナーキーさはなく、明るく健全、無邪気さが目立っていたのが特徴。 |
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